できるだけお薬に頼らない生活のための栄養療法

細胞から元気になることで次第にお薬の必要性がなくなってくることを目標に、お食事や運動、考え方などを楽しんで見直していけるお手伝いをさせて頂けたら幸いです

ひきこもりの根本的な改善につながる栄養療法 1副腎疲労 悪循環の理由 

はじめに

 ひきこもりの根本的な改善には栄養療法が欠

かせません。

 

ただし、主な原因となる副腎疲労は一度起き

てしまってからでは、改善には時間もかかり、

その期間が長いほど、回復までには、さらに

時間が必要になります。

 

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そこで、この記事では、効率的な対策につな

げていただくために、

 

ひきこもりの主な原因となる副腎疲労の原因

と症状による悪循環について、今回お伝えし

たいと思います。

 

まずは、副腎の働きについてお話いたします。

 

副腎のはたらき

副腎は、腎臓の上にあるピラミッド型の小さ

な臓器ですが、とても大きな役割をしてくれ

ています。

 

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その中の副腎皮質という部分から分泌される

コルチゾール(体内ステロイド)の主な作用

は、ストレスを緩和させたり、血糖値の維持、また間接的に血圧を維持もしてくれています。

そして、炎症や過剰な免疫を抑えてくれてい

たりもするなど非常に重要な役割を担ってく

れているのです。

 

副腎疲労による体での反応

  •  血糖値が維持できない
  • 甘いものを欲する
  • 消化吸収力の低下
  • 腸・肝臓・脳などの炎症
  • アレルギーや自己免疫疾患の発症
  • ストレスへの対応ができなくなる
  • 筋力の低下
  • エネルギーが作れない
  • 解毒ができない(疲労・エネルギー↓)
  • 鉄やミネラル不足(貧血・エネルギー↓)
  • 幸福感、熟眠感の低下

 

などです。

 

ただし、強いストレス状態(過労なども)が

長く続くことで、副腎は疲弊し、血糖値の維持ができなくなったりしてしまいます。


その結果、朝起きられない、学校や職場に行

けない、また家事ができないなどの状態

に陥りやすくなるのです。

 

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副腎疲労による悪循環

通常、朝8時に分泌のピークを迎えるコルチ

ゾールは、就寝に向けて夕方には低下して

きますが、

健康な状態では、血糖値は維持されます。


しかし、副腎疲労がある場合、血糖値は不安

定になりエネルギーを作れないことから、疲

労感が強く感じられるようになるのです。

 

 また、ストレスや食事の影響も受けやすいた

め、低血糖が起きているような時は、すぐに

血糖値を上げたいという衝動に駆られてしま

うため、

 

甘味を強く感じる糖質を好んだり、急いで飲

みこむように食べてしまいがちです。

 

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甘くないお菓子などにも注意


そうすることで、血糖値の維持がますます難

しくなってしまい、セロトニン(幸福感を覚

える)や、メラトニン(熟眠感をもたらす)

の合成まで低下させてしまうことがあったり、

 

炎症を抑えられなくなったりするため、腹痛

や消化不良、便秘などの不調、またアトピー

気管支喘息などの症状の悪化にもちながっ

てしまうようにもなるのです。

 

 

 

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副腎疲労の対策

「副腎疲労の原因と症状の悪循環」から、特

に初めに必要なのは、ストレスコントロール

などが挙げられます。

 

コルチゾールには、抗ストレス作用もあるた

め、ストレスに弱く、緊張状態が続いていた

りします。

 

そのような時には呼吸が浅く、それがまた緊

張感を強くしてしまいまいがちなため、まず

初めにできることは、深呼吸を常にできるよ

うな呼吸法(鼻呼吸)に変えることなどです。

 

それだけのことですが、リラックス作用もあ

り、疲れ知らずになったりします。

 

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病気知らずの鼻呼吸

 

また、コーヒーを1日に5~6杯飲んでいると

いう方も多いことから、カフェインレスの

生活に少しずつ切り替えるようにしましょ

う。

 

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*急にやめてしまうことで離脱症状(頭痛や

イライラなど)が起こってしまうこともあり

ますので、徐々に減らすようにしましょう。

 

そこで、おすすめは、デカフェ(カフェイン

97%カット)のコーヒーです。

私も試しましたが、全く違和感なく、おいし

いコーヒーに感じられましたので、呼吸法と

同じくすぐにでも実行に移していただきたい

ことです。

 

 

本来は検査に基づき慎重に進められる栄養療

法によって、効果的に改善へと向かいます。

 

ただし、このような状態では、受診されるま

での体力もないことが多いでしょう。

 

そこで、呼吸法やカフェインレス生活など、

できることから始めていただき、体力をつけ

ていっていただきたいと思います。

 


それぞれの細かい対策につきましては、ご質

問などをいただきながら、お一人おひとりの

方に対してお話させていただくためにも、

 

6/27(木) 10:00~12:00 
千葉のセミナールームにて、お話させていた

だきます。

 

ご本人様やご家族の方、カウンセラーの方な

ど、ご参加いただけましたら嬉しく思います。

 

お急ぎの方の場合は、個別カウンセリングも

承っております。

 

詳細はこちらをご覧ください。

https://smart.reservestock.jp/event_form/352701

 

まとめ

 ひきこもりという状態は、頑張り過ぎたり、

ストレスが続いたりしたことにより、エネル

ギーが作れなくなってしまう副腎疲労による

ことが多く、

 

その場合は、休養やストレスケア、食事療法

といった栄養療法により改善する可能性があ

りますので、

 

ご家族のみなさまの笑顔につながるようにな

ればと思います。

  

おわりに

 栄養療法とは、本来の健康を取り戻し笑顔に

なって頂くための治療や予防法のことです。

1日も早い改善をお祈りしております。

 

それでは、本日も最後までご覧いただき、あ

りがとうございました。

 

 

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